サミズダート

素朴な一市民「異邦人」の政治経済雑感。兼備忘録ときどき日記。

重要なお知らせ。

いつも当ブログをお読み頂きありがとうございます。日頃の大酒飲みが祟った挙句の果ての急性膵炎により絶賛入院中の異邦人です。

本日、遂に参院選の公示日を迎えました。既に改憲への欲望を露わにしている自公維の3党に加え、国民民主党も「緊急事態条項」を含む改憲勢力の隊列に加わり、自由と民主主義、法の支配と基本権が本格的な危機を迎えております。

既にご紹介している通り「緊急事態条項」即ち国家緊急権とは、時の政権が「緊急事態だ」とした瞬間から、憲法を停止し全ての権力を掌握出来る恐ろしい劇毒で、歴史的に見ても史上最悪の独裁国家の一つであるナチス・ドイツが「授権法」という形で濫用した経緯があります。シリアの独裁政権が50年近くも続いたのも、この国家緊急権により「非常事態宣言」が続いていたからです。そんなものを手にしようとしている自公維国の四党 には、一議席たりとも与えてはなりません。

また、自民党政府はプーチン政権によるウクライナ侵攻に、まさに火事場泥棒的に便乗して、我が国を先の侵略戦争における敗戦から70年以上、戦争参加の危機から遠ざけてきた憲法9条の改定に弾みを付けようとしているばかりか、既に「集団的自衛権」における「反撃能力」もとい「先制攻撃」という、完全な戦争行為までをも容認するという驚くべき答弁を繰り出しています。

自民党が「反撃能力」などと言葉を偽っている行為は、他国が攻撃に「着手」したと認定さえすれば武力攻撃を仕掛けられるという代物であり、完全な「先制攻撃」です。これは憲法はおろか、国際法にも反する違法行為であり断じて容認出来ません。

参議院というと、よく衆議院の「カーボンコピー」と揶揄されがちではありますが、実は改憲発議を阻止出来る素晴らしい力を持っているのです。改憲参議院の総議員3分の2が賛成しなければ発議出来ませんから、この選挙は非常に重要なのです。



そして参院選公示日を迎えた本日、腹部の激痛に打ちのめされて入院していた私も、遂に血液検査の結果が改善され、明後日の24日金曜日に退院が決定致しました。先週16日の入院初日に、医師からは「最悪数ヶ月入院」と絶望的な宣告を受けていた私ですが、適切な治療と食事によって早期退院が決定し心の底から安堵しております。

入院初期は必死になって入院中の不在者投票について調べておりましたが、無事投票所で共闘野党の候補に一票を投じることが出来ます。これまで、飲酒で自爆したに等しい私の体調を労わって下さった方々には、感謝してもしきれません。言うまでもありませんが、孤独な入院期間中の私には大変励みになりました。

それから、本日はツイッター相互フォローの反自公維の同志「大阪が好きやねん#🇺🇦#カジノ反対@維新にこれ以上大阪を壊されてたまるか! (@oosakahaoosaka) | Twitter
」さんから、何と映画「教育と愛国」のパンフレットを差し入れて頂きました。入院初日に書いたブログ記事にも書いたように、映画「教育と愛国」は、私がいま最も見たい映画の1つなので、大変嬉しい出来事でありました。得難い活力を下さった「大阪が好きやねん」さんには、この場で重ねて御礼申し上げます。地元の映画館では7月の上映なので、スクリーンでの鑑賞も待ち通しいです。

本日も、最後までお読み頂きありがとうございました。